1.下見の重要性



我が家は築年数が浅い中古住宅を購入しましたが、購入するにあたりリフォームすることを前提に考えていました。ただ、下見のときはまだ前の居住者が住んでおられたこと、先方の都合で夕方以降の暗い時間、という制約があり、下見したい箇所がすべて確認できたわけではありませんでした。



2.詳細検討時の問題点発覚


前の居住者が退去され、家の中が空になっていざ詳細を詰めようとした際に、様々な問題点が隠されていたことが発覚しました。例えば、壁に穴が開いている箇所をポスターで隠してあったこと、普通の住宅ならあるはずの場所にコンセントがないこと、外壁のサイディングボードに反りが発生しており隙間を埋めるコーキングに割れ・はがれが生じており隙間から水浸入していたこと、など。なにより、家自体が微妙に傾いていること。



3.対応方法


既に契約締結済みであるため「やっぱり購入をやめます」というわけになるはずもなく、考えられる手段を業者さんとともに相談しながらリフォームを進めました。資金の追加が必要であったもののそこまでの予算を組んでいなかったため、優先順位を付けて先にやっておかないといけないこと、後からでもできることを区分し、生活するに必要な箇所を優先してリフォームしました。キッチン、洗面所、風呂、トイレといった水周りはすべて変更。壁の穴もボードの入れ替えで対応、家の傾きは既存の床の上にもう一層板を敷くことで室内の角度を調整、などなど。

すべては下見のときにどこをどういう視点で見るのか、というのが教訓となりました。